2017年1月8日日曜日

はじめに

近年、このストレスの多い社会にてうつ病を罹患する人は多く、その率は7%と言われています。しかし、うつ病と診断されて投薬治療を長年続けても治らない、または更に悪化するケースも見られます。

そのようなケースにおいて考えられる病気のひとつとして双極性障害(bipolar disorder)があります。双極性障害はうつ状態から発症することが多く、はじめは殆どうつ病であると診断されることが多いそうです。

しかし、うつ病と双極性障害は全く異なる病気で治療薬が異なります。日本における双極性障害の罹患率は0.7%といわれ、うつ病の1割ですが、海外ではうつ病と診断された中の2~3割ともいわれています。(厚生労働省のページより)。

私は十数年にうつ病であると診断され、うつ病としての投薬治療を数年しておりましたが、症状が改善されるどころか悪化していきました。

徐々にうつで動けないときと動けるときの落差が激しくなっていったのです。

これはおかしい、誤診かもしれないと思い、とクリニックを変えてそこで診断されたのが双極性障害Ⅱ型でした。

その瞬間、双極性障害は治らないというどこで仕入れたのか分からない知識により軽くショックを受けたものの、今までの苦しさの正体がわかってほっとしたことも覚えております。そして始めた双極性障害の治療薬を服用し始めたら抗うつ薬により引き起こされたと考えられる気分や体調の波が少しずつ減少していきました。

双極性障害は治らない(完治)はできないものの、うまくコントロールできれば 寛解(症状を落ち着かせる)することは可能です。


十数年患ってきて、自分の症状のパターンも把握しつつありますが、まだまだコントロールし切れているとは完全に言えないものの、少しずつコントロールの仕方は身に着ける事ができました。今後も病気に対する勉強をし、適切な治療を受け続ける事は怠ってはならなでしょう。


このブログではメンタルヘルスや双極性障害に関する勉強や患者目線の考察を自分のための忘備録として、また自身の体験を交える等して病気の特徴を、稚拙ではありますが綴ること(絵やマンガも入れる予定です)を考えております。
さらにそれを公開することにより、少しでも双極性障害を患ってしまった方やその家族の方等の励みになると幸いです。

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