(私は高照度な光を浴びるため、ブライトライトME+を使用しました)
この治療について、最近様々な知見が蓄積してきた様子。
治療まとめ論文より
こちらの文献よりその一例を紹介します。(Evolving applications of light thrapy ;Terkan.M et.al Sleep Medicine Reviews (2007) 11,497-507)
光治療は様々な脳の病気に効果があるようです。
季節性うつ、非季節性うつ、単極性うつ、双極性障害、産前うつ、ADHD、認知症、パーキンソン病の例がそれぞれ記載されていました。
そこの中で双極性障害の部分だけ、簡単にまとめました。
30歳女性
<特徴>
・過眠で子供の世話ができない
・夏季の症状は軽い
・9回のECT(電気けいれん法)で効果なし
・自殺願望あり
<治療>
・10000lux 6:30に30-45分の光照射
・週3の回ECT(電気けいれん法)は継続
<特徴>
・過眠で子供の世話ができない
・夏季の症状は軽い
・9回のECT(電気けいれん法)で効果なし
・自殺願望あり
<治療>
・10000lux 6:30に30-45分の光照射
・週3の回ECT(電気けいれん法)は継続
<効果>
・就寝時オランザピン服薬併用にて、自殺願望消失、過食、過眠改善
・徐々に社会生活が可能に
・オランザピン、リチウム、ロラゼパム服薬とともに光療法は継続中
・就寝時オランザピン服薬併用にて、自殺願望消失、過食、過眠改善
・徐々に社会生活が可能に
・オランザピン、リチウム、ロラゼパム服薬とともに光療法は継続中
44歳女性
<特徴>
・地位の高い双極性タイプの統合失調症
・慢性的誇大妄想あり
・エスタシロプラム、ジプラシドン服薬
・10-12hの過眠で13時前に出勤できない
<治療>
a) 10:45-11:15の照射から数ヶ月かけて徐々に早め、最終的には07:00に照射
b) 09:45までに起床できるようになったら0.2mgのメラトニンを18:45(15h前)に投与
c) 起床時刻が09:45に達したら、睡眠時刻90min前に明方照射を追加
d) 蛍光灯下での仕事では青色遮断メガネ着用
<特徴>
・地位の高い双極性タイプの統合失調症
・慢性的誇大妄想あり
・エスタシロプラム、ジプラシドン服薬
・10-12hの過眠で13時前に出勤できない
<治療>
a) 10:45-11:15の照射から数ヶ月かけて徐々に早め、最終的には07:00に照射
b) 09:45までに起床できるようになったら0.2mgのメラトニンを18:45(15h前)に投与
c) 起床時刻が09:45に達したら、睡眠時刻90min前に明方照射を追加
d) 蛍光灯下での仕事では青色遮断メガネ着用
<効果>
・23:00-07:00の8時間睡眠になった
・統合失調症、うつ症状の軽減
75歳男性
<特徴>
・21:00に仮眠、23:00に起きる
・1-2時間のリズムで中途覚醒、04:00に起床
<治療>明け方、毎日光照射
<効果>不眠のみならずうつも改善
光、すげー!!
気分障害以外にもいろんな脳系の病気に効くらしいし!
<特徴>
・21:00に仮眠、23:00に起きる
・1-2時間のリズムで中途覚醒、04:00に起床
<治療>明け方、毎日光照射
<効果>不眠のみならずうつも改善
光、すげー!!
気分障害以外にもいろんな脳系の病気に効くらしいし!
女性の光治療に関する論文より
双極性障害の女性は光に敏感だから昼間浴びろ、だと?
光に敏感な双極性障害の女性はなので明け方浴びるとラピッドサイクルや混合状態になるから、気を付けろー、と。
ぎゃー!ラピッドとか混合はもうこりごり!なので慎重~に昼間から開始しました。
もちろん、主治医との相談のもとで、です。
という訳で、自分に合う照射の仕方探す長い旅が始まりました。
続きます。
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